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愛犬観察ノート・犬の医・食・住

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画像で見るコクシジウムとジアルジア+トリコモナス

前回のブログは、「なぜフードを食べないか・・・」という話題でした。

そこで、原因その(1)に、寄生虫や悪玉菌の発生という項目を挙げましたね。

仔犬の時に寄生虫が寄生したままの状態にしておくと、
食欲を落とすだけでなく、
栄養の吸収が妨げられてとっても危険です。


動物は、栄養分をまず「脳」に送るので、
寄生虫がいる子は、
体の割りに頭ばかり大きくなってしまうのが特徴です。




さて今日は、わんちゃんに寄生する内部寄生虫の中で、
代表的?な2種類の寄生虫の画像を見ていただこうと思います。


まずはこちら

コクシジウムと言われる原虫です。

顕微鏡で調べると、未成熟オーシストと呼ばれる、
輪の中に円盤が入っているようなものを見つけることができます。
中の円盤が二つに分裂した方は、成熟オーシストと呼ばれるものです。
オーシストというのは、子虫の集合カプセルのようなものです。


実はコクシさん、以前のブログにも登場しているんですよ~。

覚えて下さっている方もいらっしゃると思いますが、
「フードの違いによる腸内環境の差・・フードY」という記事です。

フードYを食べさせていた時の、犬達の腸内環境が、
コクシに適していたんです。

そうそう、ちょうど先日、フードYを与えているチワワの飼い主さんのRさんから、

「フードYを与えていたら、コクシジウムが見つかりました~」

というご報告をいただきました。(Rさん、もちろんヤラーに移行中です)


私以外の方の所でも、フードYはコクシに最適環境を作り出していたようです。
ただし、このフード、原料に含まれる抗生物質の影響?か、
トリコモナス原虫などは、お薬なしで駆虫できてしまうんです。

アラ、それは便利・・・・・??・・ですか・・・・??



コクシジウムの感染は、成熟オーシストが口からはいることで起こります。
これは感染経路を絵で表わしたものです。

成熟オーシストを食べた被鞘原虫(ネズミなど)を食べた猫が感染することもあります。
コクシに感染したら、感染力を持つ成熟オーシストになる前に便を片付け、
再感染を起こさないように気をつけて下さい。




さて、お次は「ジアルジア原虫」さんの登場です。

SF映画に登場しそうな姿のこの方は、ランブル鞭毛虫とも言われるように、
体から鞭毛というヒモみたいなのが出ています。

染色の仕方で色が違っていますが、同じものです。
鞭毛はちょっと見にくいですね。


ジアルジアは、上の画像の 栄養型(トロフォゾイド)と、
シストという形状の、2つの型に変化します。
こちらはジアルジアのシストと呼ばれる方です。
(ピントが合っていなくてスミマセン・・・・汗)

シストは、正常便の中にも見つけることができます。

宇宙人みたいな「栄養型」の方は、下痢便のときに見られます。


正常便にもシストが存在するということは、腸内環境が整っていて、
日和見菌(ひよりみきん)が善玉菌に抑えられ、悪さをできない状態なら
発症しないということになります。
(ヤラーにしてからの我が家で、検便回数が減ったのは
腸内環境が良くなっているからだと思います。)


月齢のいかない幼犬の場合、慢性的な消化不良を起こし、
粘液を伴った明るい色調の(私の経験だと黄色っぽい)水様便や
血液の混じった下痢便になります。

ジアルジアの栄養型は新鮮便からしか見つけられません。
(新鮮便⇒今まさに出たばかりの便、もしくは体内にあってこれから出る予定の便のこと)
検便の際に、便を持参して下さいと言われたら、
残念ながら、ジアルジアを見つけていただける可能性は期待できないと考えて良いようです・・・。

ジアルジアの感染経路はこんな感じです。

ジアルジアは人間への感染の可能性も考えられるようですので、
わんこが感染した時は、一応人間も(特に小さなお子さんは)注意しましょう。
便を片付けた後に手を洗うなどすれば問題ないと思います。




さて、こちらはジアルジアのそっくりサンです。
名前はトリコモナス原虫といいます。

トリコモナスにはシストの型がありません。

このトリコモナス原虫は、
フードNを与えていた時の腸内環境で発生していました。
詳しくは「フードの違いによる腸内環境の差・・フードN」をご覧下さい。

この良く似た宇宙人チックな原虫ですが、顕微鏡下で見かけた時に、
どちらがジアルジアで、どちらがトリコモナスなのかを見分けるのは、
泳ぎ方の違いです。
(・・・と、私が思っているだけかもしれませんが・・・)


顕微鏡で見ると、
ジアルジアは木の葉がヒラヒラと舞うような動きをしますが、
トリコモナスの方は、小刻みに揺れながら、細かく前進して行きます。

駆虫薬に同じ成分のお薬が用いられるので、一緒にされることが多いようですが、
厳密には違うものです。


寄生虫は駆虫薬で退治できるので、過度に心配することはありませんが、
お散歩中に、寄生虫に感染した子のウンチを舐めてしまう可能性だってありますね。

もし、下痢の症状が続いたら、獣医さんで検便をしてもらい、
それぞれの寄生虫に合ったお薬を飲ませてあげて下さい。



寄生虫感染経験済みのわんちゃんも、下痢なんてしたことないわんちゃんも。
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Category - 犬の病気について

11 Comments

niiniimama  

こんにちわ~。
コクシジウムとジアルジア+トリコモナスって恐いんですね~
知りませんでした・・・・
子犬のときって大事なんですね
勉強になりました・・・♪
ほんとにわからないことだらけで・・・悩む飼い主です。

2006/06/08 (Thu) 10:48 | REPLY |   

初夏  

犬ではなく猫でしたが、原虫(種類はわかりません)に悩まされました。
水様便が続き、獣医さんで診て頂いてたのですが、改善されないままでした。
ある日、様子がおかしいのでお尻を確認すると腸が・・・
慌てて獣医さんに駆け込んで診て頂きました。
腸を押し込んで、終わり。
???と思っていたのですが、しばらくはそれで落ち着いていましたので良しとしました。
が、数度の繰り返し。
最終的にお尻を少し縫われてしまいました。
それでも、糸を切って腸が出てしまい・・・
実家の通っている獣医さんに転院させました。

そこで初めて原虫がいるので、退治しなければ繰り返す事を知りました。
さらに、何度も繰り返した腸が出て来る状態がクセになってしまっている事も・・・
ワタシの無知が、あの子を辛い目に合わせてしまったんですね。

幸い、そこでの治療が適切だった為に時間はかかりましたが彼女はすっかり健康になり、痩せてみすぼらしかった体も避妊手術をした事もあって鏡餅の様に・・・。
今も元気に実家でお姫様の様に暮らしています。

長くなりましたが、飼い主に知識があれば防げる病気もあるんですよね。
これからも役に立つ情報を分けて下さいね。

2006/06/08 (Thu) 13:07 | EDIT | REPLY |   

ルーリーアーママ  

こんにちは。
リカも生後70日くらいで我が家に来たのですが、すぐに血便をしました。
ストレスからかもしれない・・・と考えましたが、すぐに病院へ連れて行きました。
虫が見つかったので薬を飲ませてましたが、それでも治まらず食欲は無く、体重も全く増えませんでした。
毎日血便を持って病院へ点滴を打ちに行きました。
虫は何種類かいたらしく、見つけにくいのもいたみたいです。
徐々に元気になっていったものの、2度目のワクチンは予定日より1ヶ月も先延ばしになってしまいました。
「小さい頃に下痢をさせたら一生お腹が弱い子になる」
と聞いてたので、この子の健康を奪ってしまったんだ・・・・
と悩みましたが、大人になってからは全然下痢もすることなく、
胃腸はすごく強いので安心しました。
ブリーダーさんが親身になって相談に乗ってくれ、保険をかけてくれてたので、医療費の負担は少なかったですが、
あの時は毎日心配で心配でなりませんでした。
小さい虫にやられないように、強い体を作ってあげなくては。。。





2006/06/08 (Thu) 14:46 | EDIT | REPLY |   

あかねちん  

恐いですね。

タルトは生1回目のワクチンを打ちに行った時の検便でストレスで下痢をしやすい子だと言われました。
フードY・・・。なんだか気になります。タルトは家に来てからフードを変えるのはヤラーで3回目です。1回目はアイムス(タルトをくれたお家で与えていた物です。)で2回目はペティグリーのプリンシバルでした。そして3回目でヤラーに辿り着いたわけですが、今までのフードに問題がない事を祈りたいです。

2006/06/08 (Thu) 17:51 | REPLY |   

ゴエママちゃん  

ウチはまさしくフードNだったので・・・
やっぱり、頻繁にお腹の調子が悪くなるのはNによるトリコモナスなのかな・・・
でも、お薬で駆虫できるし、過度の心配はないと聞いて少し安心しました
お散歩でニャンコウンチを口にしたことも数回あるので、そういうのも気をつけないといけませんね・・・
るしあんサンのブログでは知らないことをとてもわかりやすく教えていただけるので、感謝しております

2006/06/08 (Thu) 21:03 | EDIT | REPLY |   

ひろみ  

ゴエママちゃんと同様に、我が家でもフードNを与えてたんですが…。
なぜか1回もお腹を壊さなかったんですよ。
食が細かったから?それとも素晴らしい腸内環境だったのかしら?
でも、いくらお腹を壊さなかったとしても、トリコモナスが発生しちゃうのは嫌ですね。
もっとよくウンコの状態を見てあげるようにしなきゃ。
これからも色々と教えてくださいね!

2006/06/08 (Thu) 22:33 | EDIT | REPLY |   

ネム太♪  

こんばんは!
今日のを読んで、やっぱり幼犬の下痢はおっかないな~と再確認しました。
うちのマリンは生後4ヶ月のときにウチに来て、次の日から下痢、血便、次第に咳、嘔吐までするようになったのです。何度買ったペットショップに聞きにいっても、「新しい家に慣れないストレスだから心配ない。」としか言わず、不安を重ねた私達は病院へ連れて行きました。
結果は「コクシジュウムとキャンピロバクターが元気いっぱい大量にいます!それに、軽度のケンネル・コーフです。」という返事・・。なんてことでしょう・・・!あの時病院へ連れていって、本当によかったです。
これからは自分でしっかり勉強しなくてはダメですね。賢い飼い主になるために!

2006/06/08 (Thu) 23:02 | REPLY |   

あやママ  

はじめまして!履歴から遊びに来ました。って、以前から毎日読み逃げしておりました。
ゴメンなさい♪ 生食を実行しているシェル飼いのあやママと申します!
るしあんさんのブログはとっても勉強になります!!
こんなに勉強熱心で素晴らしいブログに出会えたのは初めてです!
これからも、遊びに来させて下さいネッ♪

2006/06/09 (Fri) 00:08 | REPLY |   

ナルトママ  

うわ~。
勉強になるけど、可愛くない生き物たちですね~(笑)
あ~でも、もっと長くて白いコたちのが気持ち悪いか・・・。
駆虫薬、定期的に飲ませると安心ですよ~。
って病院で言われました~。
3ヶ月が理想だけど、1年に1回でもいいですから~。って。
(AHTさんのお話です)
調べるのは、新鮮じゃないと分からないんですもんねぇ。

2006/06/09 (Fri) 00:36 | REPLY |   

ひな*とむ姉さん  

うちは二人とも、一度も寄生虫の検査をしたことないのですが、しておいた方がいいのでしょうか?頭が大きくなるどころか、ひなたは頭が小さくて悩んでますし、二人とも、今まで一度も下痢をしたことがありません。あっ!あとむが来たとき、2~3日はひなたが軟便でした。でも、それは精神的なもんだって思っています。
皆さんは仔犬を迎えたら寄生虫の検査を受けてるのでしょうか?受けた方がいいのでしょうか?

2006/06/09 (Fri) 01:21 | EDIT | REPLY |   

るしあん  

e-68 niiniimama さん
寄生虫って、侮れないものではあるんですよね。
あまり一般的にはお知り合いになれないですからね~。
何かの時に、あっ、コレ、るしあんのブログに載ってた・・・って
思い出してもらえることがあったら、嬉しいな~と思います。

e-68 初夏さん
ご実家にいる猫ちゃん、大変な思いをされたんですね~。
腸が出てきてしまうなんて・・・。で、押し込んだり、出ないように縫ったり?・・・ですか?
すごい処置をされましたね~。
水様便が出ていた結果、脱腸に陥ったのだから、まず最初に検便してくれたらいいのに・・・。
症状が出たら、何故そうなったのか考えられる原因を追究して、それを取り除いてあげるには何をすればいいか・・・って、プロなんだから、ちゃんと考えて治療して欲しいですよね~。(初夏さんちのねこちゃんに代わって、憤慨!)
寄生虫はそのままにしておくと、下痢で体力は消耗するし、栄養吸収が妨げられ、痩せてくるし、毛艶もなくなるし・・・と、いいことはありませんが、適切な駆虫をしてあげれば、見違えるように元気になります。
初夏さんちのねこちゃん、回復して良かったですね。
それにしても、獣医さんにもいろんな方がいらっしゃいますねぇ・・・。

e-68 ルーリーアーママ さん
リカちゃん、何種類もの寄生虫がいたんですね。
血便、ビックリされたでしょう。
確かに見つけにくい虫もいます。ジアルジアの説明でも書きましたが、これは、出たばかりの新鮮な便を検便しないと、動きがなくなってしまい発見できません。
ですから私は、検便するのに「便を持ってくるように」、と言う獣医さんには、ジアルジアの可能性を完全に否定できる根拠を持っているのか・・・と聞いてみたくなります。
便ではなく、わんちゃんを連れて行って、肛門から採便してもらった方が、正確な判断ができるのに・・・。
小さい頃下痢をしたからといって、腸が弱くはならないですよ。
リカちゃんも大丈夫だったように、寄生虫に合ったお薬で虫が退治されてしまえば、
わんちゃんは元気になります。
保険をかけてくれたり・・と、親切なブリーダーさんだったのは良かったですね。

e-68あかねちん さん
アイムスはYの親戚?にあたるかな・・・?
ストレスで下痢・・・って可能性はあるのかもしれませんが、他にも原因があることの方が多いように思います。
フードもその原因の一つだったのには、正直驚きました。
顕微鏡が無かったら気付かなかったかもしれません。
きちんとしたものを食べていれば、腸内環境が整って、善玉菌が働いてくれるんですよ。
添加物で、善玉菌までやられてしまうフードは、食べさせたくありませんねぇ。

e-68ゴエママちゃん
ゴエ君のお腹は、ちょっと不安定な感じで心配ですね。
でも、寄生虫がいるとわかったなら駆虫すればいいのだし、物言えないわんこに代わって、
人間が原因を考えて取り除いてあげればいいことですから、
心配し過ぎなくて大丈夫ですよ~。

e-68ひろみさん
ちわ君は善玉菌と仲良しだったようですね(笑)
Nで下痢をしたことが無かったといっても、Nに戻るのは止めてぇ~~。
ウチのように集団生活をしていると、誰かの便を踏んでしまったリ・・色々なアクシデントがあるんです。すると、踏んだ子が自分の足に付いたのを舐めて、広がっていくんです・・。
Nをあげてた頃は、トリコモナス感染、なんとかくいとめなきゃ・・・って必死でしたが、
フードを変えれば良かったなんて、全くマヌケで、拍子抜けしちゃう解決法でしょ?
ヤラーにしてからは検便しなくなってしまって・・・顕微鏡の使い方忘れそうです(笑)

e-68ネム太さん
マリンちゃんもひどい目に遭いましたね~。(ネム太さんも)
あまり、わんこ思いじゃないショップさんだったのですね。
ストレスだ・・と押し切って責任逃れしたかったのかな?
ストレスが原因ではなさそうだってわかったら、次の原因を考えて欲しいものです。
ワンコは自分で話せないんだもの・・・。
キャンピロバクターは、虫ではなく菌なんですが、腸内環境が荒れてくると大量に発生して悪さをします。
わんこの咳は、ゲェー・・っと吐くような感じで、咳だと思わない飼い主さんもいるようです。
ウチでは抗生物質を飲ませるより、アクアリブでコフ退治をするんですよ。

e-68あやママさん
生食を実行されているんですね。すごいです。

あまり褒めていただくと恥ずかしいですぅ・・・。
宜しかったらこれからも遊びに来て下さいね~。

e-68ナルトママ
回虫は肉眼でも見えますからね~。
ジアルジアが動いている所なんか、最初、うわ~と思いましたが、
慣れとは恐ろしい・・・。
ウチはブリーディングの都合上、よそからわんちゃんをいただかないとならないので、
その度に、色々な虫さんとお知り合いになれました。
ブリーダーをやっていても、寄生虫は知らない方もいらっしゃって・・・。
そのAHTさんは、回虫の駆虫薬って意味でおっしゃったのでしょうかねぇ?
全部の寄生虫のお薬を、寄生虫がいない子に投与しても意味が無いのですが・・・。
ナルト君も、検便する必要がある時は、(ナルト君は)行きたくないだろうけど、
獣医さんまで出向いて便を採ってもらってね~。(と、ナルト君にお伝え下さい。)

e-68ひな*とむ姉さん
下痢をしていないのであれば、まず寄生虫の心配は要らないと思います。
Yを食べていて、ビートパルプや薬品の影響で、便の水分を吸い取って、
下痢の症状が出にくい場合もありますが、
ひなたちゃんもあとむくんも、ヤラーを食べていて下痢していないのなら、
腸は正常に働いていると思います。
人間だって、何かの拍子に下痢をすることもありますよね。
わんこの場合だけ、下痢した、それ病院だ・・・って騒ぐのもどんなもんかなと思いますし・・・。
元気で下痢もしていなければ、検便する必要はないでしょう。
水様便とか、最後に血が混じる便とか、最後に粘液性のゼリー状の便が出る・・・
などの時は検便すると良いと思います。

2006/06/09 (Fri) 19:02 | REPLY |   

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